ISU Grand Prix Final
グランプリファイナル2018
2018/12/05 〜 12/09
男子SP 12月7日 12時45分〜
男子FS 12月8日 14時35分〜
グランプリファイナル2018 フリー動画
宇野昌磨 FS動画
ネイサン・チェン FS動画
チャ・ジュンファン FS動画
フィギュアスケート
グランプリファイナル
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グランプリファイナル男子
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グランプリファイナル男子FS
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男子フリー・FS滑走順・時間
男子FS 12月8日 14時35分〜
1番滑走 ボロノフ SP82.96
2番滑走 チャ・ジュンファン SP89.07
3番滑走 メッシング SP79.56
4番滑走 ネイサン・チェン SP92.99
●滑走時間 15時06分
5番滑走 ブジェジナ SP89.21
6番滑走 宇野昌磨 SP91.67
●滑走時間 15時21分
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グランプリファイナル2018 SP動画
ネイサン・チェン SP動画 1位
宇野昌磨 SP動画 2位
男子SP 12月7日 12時45分〜
1番滑走 メッシング SP95.05 カナダ
1番滑走 チャ・ジュンファン SP88.86 韓国
3番滑走 ブジェジナ SP93.31 チェコ
4番滑走 ネイサン・チェン SP104.12 アメリカ
●滑走時間 13時12分
5番滑走 ボロノフ SP90.33 ロシア
6番滑走 宇野昌磨 SP104.86 日本
●滑走時間 13時25分
日本では残念なことに優勝候補筆頭の羽生結弦選手が、ケガのために棄権となってしまいました。
2017年も出場していないので2年連続でのグランプリファイナル欠場となります。
次点にいたカナダのメッシングが出場となります。カナダ開催の地元なのでメッシング出場はカナダ国民にとっては嬉しい結果になっています。
2017年大会では、名古屋開催でしたが地元の宇野昌磨選手は惜しくも2位でした。
優勝したのはアメリカのエース、ネイサン・チェンでした。
僅差の0.5で宇野昌磨選手は2位となりました・
ネイサン・チェン グランプリ・ファイナル2017結果
FS 183.19 トータル 286.51 1位
宇野昌磨 グランプリ・ファイナル2017結果
FS 184.50 トータル 286.01 2位
2018年大会は、宇野昌磨選手はネイサン・チェンへのリベンジに燃えていることでしょう。
グランプリシリーズ2018男子ポイント表
グランプリファイナル2017 選手
大波乱のオリンピックシーズン
今季、波乱万丈のグランプリシリーズがいよいよファイナルを迎えます。シーズン当初、羽生結弦選手もハビエル・フェルナンデス選手もパトリック・チャン選手もいないファイナルを、一体誰が予想できたことでしょう。こんなに棄権する選手が多いグランプリシリーズは、過去にも無かったのではないでしょうか?男子の場合、このグランプリファイナルは、これまでオリンピックのメダルに直結してきた重要な大会でもあります。
前回ソチ五輪シーズンのファイナルでは、当時絶対王者として君臨していたパトリック・チャン選手に羽生結弦選手が初めて勝利し、勢いそのままオリンピックで金メダルを獲得しました。有力選手の棄権が続出した今季のグランプリシリーズ・ファイナルが、2月の平昌五輪の結果にどのように影響してくるのかも含め、この名古屋ファイナルの行方を見ていきたいです。
ISU Grand Prix Final
フィギュアスケート
グランプリファイナル2017
12月7(木)〜10(日) 名古屋 日本ガイシホール
※シニア・ジュニア同時開催となっています
フリースケーティング滑走順・時間
1番滑走 リッポン
2番滑走 ボロノフ
3番滑走 ブラウン
4番滑走 ネイサン・チェン
5番滑走 コリヤダ
6番滑走 宇野昌磨
グランプリ・ファイナル男子SP 公式スコア▶
FS 公式スコア▶
ネイサン・チェン グランプリ・ファイナル2017 FS動画
FS 183.19 トータル 286.51 1位
宇野昌磨 グランプリ・ファイナル2017 FS動画
FS 184.50 トータル 286.01 2位
ショートプログラム滑走順・時間
1番滑走 ブラウン 19時37分
2番滑走 リッポン 19時44分
3番滑走 ボロノフ 19時50分
4番滑走 コリヤダ 19時57分
5番滑走 宇野昌磨 20時03分
3番滑走 ネイサン・チェン 20時10分
宇野昌磨 グランプリ・ファイナル2017 SP動画
SP 101.51 2位
ネイサン・チェン グランプリ・ファイナル2017 SP動画
SP 103.32 2位
出場選手(グランプリシリーズ2戦のスコア・順位・獲得ポイント・自己ベスト)
ネイサン・チェン選手(アメリカ) 293.79(1) 275.88(1)
30pt PB/307.46
宇野昌麿選手(日本) 301.10(1) 273.32(2)
28pt PB/319.84
ミハイル・コリャダ選手(ロシア) 271.06(3) 279.38(2)
26pt PB/279.41
セルゲイ・ボロノフ選手(ロシア) 271.12(1) 257.49(3)
26pt PB/271.12
アダム・リッポン選手(アメリカ) 261.99(2) 266.45(4)
22pt PB/267.53
ジェイソン・ブラウン選手(アメリカ) 261.14(2) 245.95(4)
22pt PB/273.67
相次ぐ有力選手たちの棄権
ファイナル確定後に、男子ではボーヤン・ジン選手(ジェイソン・ブラウン選手出場)、女子はエフゲニア・メドベージェワ選手(宮原知子選手出場)の2人が今大会への棄権を発表しました。何なんでしょう、この呪われたオリンピックシーズン感。ちょっと怖くなってきます。
オリピックの魔物がひと足先に、グランプリシリーズにやって来たのでしょうか?跳梁跋扈する魑魅魍魎を、陰陽師・SEIMEI様に折伏してもらいたいところですが、その羽生結弦選手も怪我で2戦目を棄権し、前人未到のファイナル5連覇に挑戦することができませんでした。
ボーヤン・ジン選手も両足首の捻挫ということで、多様化する高難度ジャンプを懸念する声も多く聞かれますが、フィギュアが競技である以上、技術の進歩を目指すのは当然な道理でもあります。とにかく今は怪我をした選手の一日も早い回復を願うばかりです。
一騎打ち!宇野昌麿VSネイサン・チェン
出場選手を見るとアメリカ3人、ロシア2人、日本1人。が、勝負は数ではありません!ファイナル決戦は宇野昌麿選手VSネイサン・チェン選手の一騎打ちが予想されます。
優勝候補筆頭!宇野昌麿
今シーズン唯一300点以上のスコアを2回出している点からも、宇野昌麿選手が優勝候補の筆頭でしょう。フランス大会ではインフルエンザの影響から、調整不足を露呈しましたが、それでも2位を死守し日本でただ一人ファイナル行きを決めました。技術点のベーススコアが高く、演技構成点の各項目でもいつもほとんど9点台をマーク。
今季は宇野昌麿選手にしては、珍しく好不調の波が見られますが、ファイナルは地元名古屋での開催です。育った名古屋の街であり、小中高大と学校も名古屋でした。練習の拠点も名古屋。文字通りの地元なんです。まさに地の利!苦手な時差問題もないことからも、ここは間違いなく初優勝への追い風となるでしょう。
ファイナルでは好調の波が来る?
若干気になるといえば、今季は徐々にですがスコアが下がってきていることでしょうか。シーズン初戦のロンバルディア杯では、初披露の4回転サルコウを含む5種の4回転ジャンプをほぼノーミスで、その強さを見せ付けてくれました。その後、珍しくジャンプに安定感を欠いたジャンパンオープンですが、これは特別ルールの大会なのでさほど重要視しなくてよいでしょう。
そしてグランプリシリーズ1戦目のカナダ大会では、今季2度目となる300点超えで見事優勝。
ロンバルディア杯よりは若干スコアは落としましたが、ロンバルディア杯が比較的緩め評価のジャッジだった点を考慮しても、この差についてはあまり気にしなくてよいのではないでしょうか。そして体調不良で臨んだフランス杯で2位。そもそも、シーズン初戦でパーソナルベストを更新する方が異例といえますから、これは決して調子落ちというわけではないでしょう。反対に好不調を交互に繰り返していると見れば、今回のファイナルでは好調の波が期待できます。
・プレッシャーを跳ね除けて!
プレッシャーに弱いイメージはないのですが、何と言っても地元名古屋開催で、しかも日本からは宇野昌麿選手のみが出場となる今大会。すでにシーズン前から、名古屋市長直々の激励を受けるなど、地元からも大きな期待が寄せられています。
昨季、羽生結弦選手不在の全日本選手権で、プレッシャーを感じていたことについては本人否定していましたが、珍しいほどのジャンプの失敗を見ると、やはりプレッシャーの影響が無かったとは言えません。それでも優勝できるのが今の日本男子の現状ですが、今回は世界戦なのでそうはいかないでしょう。昨季の経験を生かし、ファイナルでは是非待望の初タイトルを手にしてもらいたいものです。
もうひとりの優勝候補 ネイサン・チェン選手
宇野昌麿選手の優勝を阻むとすれば、それはネイサン・チェン選手しかいません。初戦のロシア大会では、羽生結弦選手を抑えて優勝しています。アメリカ大会ではスケート靴のブレードに問題があり、その影響から思うような演技ができずスコアが伸びませんでした。
そのため初戦からどのくらいプログラムの完成度が上がってきているのか、ちょっと今の段階ではわかりかねます。ただショートで、4回転ルッツ+3回転トーループ、4回転フリップの難度の高い構成を、2試合ほぼノーミスで決めています。ファイナルでもこの調子でノーミスでくると、ショートでは宇野昌麿選手をリードする可能性は大きいです。
宇野昌麿選手としては、たとえショートでトップを譲ったとしても、フリーでの逆転可能な範囲にとどめ、ネイサン・チェン選手の逃げ切り優勝だけは何とか避けたいものです。
メダル争いは大混戦?
表彰台を予想すると、まずは宇野昌麿選手、ネイサン・チェン選手の2人は堅いでしょう。あとは大混戦のメダル争いですが、さてどうなることでしょう?
好不調の波が鍵 ミハイル・コリャダ選手
シーズンベストスコアを考えると、ミハイル・コリャダ選手が銅メダル候補の筆頭ですが、好不調の波が激しいので難しいところです。しかし初のファイナル進出を決めるなど、かなりモチベーションは高いように思われます。中国杯の100点超えしたショートが再来すれば、メダルに大きく前進するのではないでしょうか。
謎スケジュール セルゲイ・ボロノフ選手
ミハイル・コリャダ選手とは反対に、4回転が安定しているセルゲイ・ボロノフ選手もメダル候補のひとりです。高難度プロの選手たちが崩れた場合、終わってみればミスの少ない選手が表彰台で笑っているのはよくあるパターンです。
余談ですが今季のセルゲイ・ボロノフ選手、実に面白いスケジュールをこなしています。グランプリシリーズ・中国大会(解説)、日本大会(出場・優勝)、フランス大会(解説)、アメリカ大会(出場・3位)、結果ファイナル進出。この謎スケジュール、今後の新ローテーションとなるのでしょうか?
誰が勝ってもファイナル初優勝!
ロシア勢が崩れるようなことがあると、4回転ジャンプの成功率が低いアダム・リッポン選手、ジェイソン・ブラウン選手のメダル獲得の可能性も出てきます。しかし、今季のファイナルで何が起こるのかは全くもって予測不能。最後の最後まで気を抜くことはできません。
誰が優勝しても、ファイナル初優勝となる名古屋ファイナル。出場する全ての選手が最高のコンディションで素晴らしい演技ができることを願って、平昌五輪前の決戦を見守りたいです。
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