坂本花織USインターナショナルクラシック2017SP・FS動画

坂本花織 動画

U.S. International Figure Skating Classic
U.S. インターナショナル クラシック

Salt Lake City
2017.9.13〜17

滑走順・滑走時間 女子SP

◯番滑走 坂本花織

 

ショートプログラム・SP 公式ライブスコア・速報▶

発表があり次第、掲載します

注目の有力エントリー

SPPB FSPS PB
坂本花織 17 日本 67.78 127.76 195.54
本田真凛 16 日本 68.35 133.26 133.26
マライア・ベル 21 アメリカ 61.21 13.067 130.67
カレン・チェン 18 アメリカ 69.98 129.31 129.31
長洲未来 24 アメリカ 70.04 132.04 132.04

坂本花織 インターナショナルクラシックフィギュア2017 SP動画

SP 00.00

※坂本花織選手のSP動画 掲載予定

本格的なフィギュアスケートシーズンを控え、9月に入るとチャレンジャーシリーズの国際試合が続々と始まります。

チャレンジャーシリーズは、シーズン到来を告げるグランプリシリーズの前哨戦ともいえる今季の行方を占う上でも重要な試合です。

この試合での結果をもとに、各選手課題を見つけシーズン本番に向けて戦略を練るのです。
「USインターナショナルクラシック2017」も、そんなチャレンジャーシリーズのひとつです。

今季は9月13日から17日、アメリカ・ソルトレイクシティで開催されます。
国際スケート連盟(ISU)公認の国際試合であるチャレンジャーシリーズは、世界ランキングポイントとともにスコアも認定されます。

シニア初参戦の選手にとっては本格シーズン前に、ここで観客やジャッジにアピールできる大切な試合でもあるのです。

坂本花織USインターナショナルクラシック2017SP・FS動画

今季日本女子シングルからは、本田真凜選手、坂本花織選手、白岩優奈選手の3人がシニアに参戦します。

そのうち、USインターナショナルクラシックには、本田真凜選手、と坂本花織選手の2人がエントリーしています。

シニア国際大会初参戦となる本田真凜選手に先駆け、坂本花織選手は8月初旬に香港で開催された「アジアンオープントロフィー2017」で、シニアデビューを果たしています。
結果は見事優勝!

同じくシニア初参戦となる白岩優奈選手が2位となり、日本選手ワンツーを決めてくれました。

シニア初参戦の2選手、ともに頼もしいですね。

坂本花織選手は、続く翌週に行われた国内大会にも参加しています。
滋賀県で開催された「げんさんサマーカップ2017」、この試合には坂本花織選手と同じリンクで練習を行っている三原舞依選手も出場しました。

優勝は三原舞依選手、坂本花織選手は3位の結果となりました。

連戦の疲れか、ジャンプが安定せずに苦しい試合でしたが、そんな中でもきっちりと表彰台に乗るあたり、すでにシニア選手の風格が漂います。

オフのアイスショーなどで披露されていた今季の新プログラムは、ショート「死の舞踏」振付:宮本賢二、フリー「アメリ」振付:ブノワ・リショー。

坂本花織USインターナショナルクラシック2017SP・FS動画

坂本花織選手は、先に行われたアジアンオープントロフィーでも、この2つのプログラムで臨み優勝しています。

しかし、翌週のげんさんサマーカップでは、ショートを変更してきました。
新しいショートプログラムは「月光」振付:ブノワ・リショーは、フリープログラムと同じタッグです。

3回転フリップ+3回転トーループ、3回転ループ、2回転アクセルとジャンプの構成は変わってはいませんが、驚くべきはその3つのジャンプ全てがプログラムの後半に組み込まれていることです。

残念ながら3つのジャンプのうち、3回転フリップ+3回転トーループ、3回転ループで失敗、ショート5位と出遅れる結果となりました。

 

試合後、ショートプログラムの変更について問われた坂本花織選手は、7月下旬から行われていた合宿でこの新プログラムに取り組んでいたことを明かしています。

振付師であるブノワ・リショー氏からは、「フリーで演技後半に4つのジャンプが跳べるならショートでもへっちゃらだ」と背中を押され、全てのジャンプを後半にした理由を明かしています。

本人「手応えは3%ぐらい」と厳しい評価を下していますが、「しっかり滑りこめばもっと伸びる」と挑む気持ちはブレません。

成功すれば基礎点が1.1倍になる後半のジャンプは、高難度なプログラム構成のためリスクも大きくなります。

規定項目が多いショートプログラムでは尚更その傾向は強くなります。
今大会では準備期間が短かったことに加えて、アジアンオープントロフィー後に体調を崩し十分な練習を積むことも出来なかったとか。

しかし今季の目標に「イメチェン」を掲げている坂本花織選手。
「今までやったことのないことを取り入れるので、チャンスも出てくる。(プログラムを)変えて良かった」と前向きにコメントしていました。

坂本花織USインターナショナルクラシック2017SP・FS動画

「舞依ちゃんがライバル、舞依ちゃんがいるから自分も頑張れる」と語る坂本花織選手。
昨季からシニア参戦し、シーズン終盤では日本代表として大躍進を遂げた三原舞依選手とは、ともに中野園子コーチの門下生としても知られています。

三原舞依選手も「花織ちゃんがいるから頑張れる」と語っているように、ライバルでありながら親友でもある2人なのです。

フィギュアスケートのような個人競技において、ライバルと呼べるレベルの選手がそばにいることは好環境ともいえます。

お互い切磋琢磨できますし、モチベーションを保つ存在にもなるからです。
実際、坂本花織選手も昨季の三原舞依選手の活躍には、大きなパワーをもらったと話しています。

 

昨シーズン、「どうしても来季はシニアに上がりたかった」と語っていた坂本花織選手。
理由はもちろん2018平昌五輪に出場するためです。

昨季の世界ジュニア選手権、表彰台に立てば来季からシニアに上がれると聞かされ、見事3位となり銅メダルを獲得します。

ショート・フリーともに1位で完全優勝を果たしたロシアのアリーナ・ザキトワ選手にも、ショートプログラムでは演技点を上回るほどの活躍でした。

坂本花織選手にとって今季はシニアデビューの年というだけではなく、2018平昌五輪に出場するためのシニア参戦なのです。

 

そんな坂本花織選手のオリンピックに対する強い思いを支えているのは、ライバルであり親友の三原舞依選手の存在です。

坂本花織USインターナショナルクラシック2017SP・FS動画

昨季、一躍オリンピックの有力候補に躍り出た同門のライバルの背中を追いかける坂本花織選手は、現在3回転アクセル習得に向け練習中です。

しかし、振付師ブノワ・リショー氏の複雑なステップを盛りだくさんに組み込んだ高難度のプログラムに、さらに高難度のジャンプを加えることは至難の技です。

まずはプログラム全体の完成度を高めることを優先させるとしながらも、グランプリシリーズの1戦目には入れたいと意欲的にコメントしています。

 

2018平昌五輪出場を目指して参戦するシニア大会。
坂本花織選手の活躍に期待しましょう!

チャレンジャーシリーズ2017