スケートアメリカ2017でファイナル出場決定・宮原知子は?

スケートアメリカ2017でファイナル出場決定・宮原知子は?

ISU GPS Skate America

グランプリシリーズ 2017

スケートアメリカ杯

女子ショート・SP 11月26 朝11時19分〜

女子フリー・FS 11月27 朝6時02分〜

 

ファイナル出場決定!第6戦スケートアメリカ

ショート・SP滑走順 公式サイト▶
フリー・FS滑走順 公式サイト▶
トータル結果▶

坂本花織 スケートアメリカFS動画

FS 141.19 トータル 210.59

 

 

宮原知子 スケートアメリカFS動画

FS 143.31 トータル 214.03

 

坂本花織 スケートアメリカSP動画

 

 

デールマン スケートアメリカSP動画

 

 

宮原知子 スケートアメリカSP動画

最終決戦!スケートアメリカ2017

10月より開幕したフィギュアスケートグランプリシリーズもいよいよ最終戦となりました!決戦の舞台となるのは、アメリカ・ニューヨーク州レイクプラシッド。

第6戦アメリカ大会・スケートアメリカが、

11月24日(金)〜11月26日(日)の日程で開催されます。

 

12月の名古屋グランプリファイナル進出を目指し、どんな戦いが繰り広げられるか?最終決戦のアメリカ大会から目が離せません!

 

ファイナル進出選手

フィギュアスケート 動画

女子シングルは第5戦を終え6枠のうちすでに5枠が決定しています。
(順位・獲得ポイント・合計点)

  • メドベージェワ 1位・1位 30pt 455.60
  • ザギトワ 1位・1位 30pt 427.68
  • オズモンド 1位・3位 26pt 419.68
  • コストナー 2位・2位  26点 428.22
  • ソツコワ 2位・2位 26pt 401.30

現在6番手 樋口新葉選手

樋口新葉  3位・2位 24pt 419.69

アメリカ大会を前に現時点で6番手の樋口新葉選手。果たしてファイナル進出の可能性はあるのでしょうか?

 

この2選手に注目!

樋口新葉選手のファイナル進出の鍵を握るのは、今大会出場のポリーナ・ツルスカヤ選手(ロシア)とアシュリー・ワグナー選手(アメリカ)です。

  • ツルスカヤ NHK杯 3位 210.19
  • ワグナー カナダ杯 3位 183.94

樋口新葉選手 ファイナル進出の条件とは?

樋口新葉選手がファイナルに進出するためには次の条件が必要となります。

 

①ツルスカヤ、ワグナーがともに3位以下

この場合は順位、獲得ポイントともに樋口新葉選手を下回るため、無条件でファイナル進出が確定します。

 

②ツルスカヤ、ワグナー以外の選手が1位で、どちらかが2位

この場合は順位・獲得ポイントで樋口新葉選手と並ぶため、グランプリシリーズの合計点で争われます。

ツルスカヤが2位の場合 209.50未満

ワグナーが2位の場合 235.75未満

となると樋口新葉選手を下回るため、ファイナル進出が確定。

(上回った場合は、樋口新葉選手のファイナル進出が無くなります)

ツルスカヤ、ワグナーのどちらかが優勝した場合には、その優勝者が無条件でファイナル進出となります。

 

NHK杯3位 ポリーナ・ツルスカヤ選手

今季よりシニア参戦、ポリーナ・ツルスカヤ選手のグランプリシリーズ初戦はNHK杯。総合では3位となりましたが、2位となったフリーでは技術の高さを印象付けました。表彰台に上がった3選手のフリーを比較してみると

 

技術点 構成点 合計点
メドベージェワ 70.60 74.80 144.40
コストナー 74.38 65.77 140.15
ツルスカヤ 62.96 75.71 137.67

 

ジャンプ基礎点合計、出来栄え点合計、スピン、ステップなどを加えた技術点合計では、優勝したエフゲニア・メドベージェワ選手を上回っていました。構成点については5項目とも8点台前半で、1位2位の選手に大きく水をあけられましたが、シニアデビュー初戦で8点台は立派です。

 

今後構成点が上がってくれば、まだまだスコアを伸ばすことができます。アメリカ大会で2位であったとしても、NHK杯のスコア210.19点からもファイナル進出の条件を満たす可能性は十分にあります。ジュニア時代から怪我に悩まされてきての復活なだけに、ここは頑張ってもらいたいです。

 

カナダ大会3位 アシュリー・ワグナー選手

アシュリー・ワグナー選手のファイナル進出の可能性はどうでしょうか?優勝、もしくは2位で235.75点以上のスコアが必要とかなり厳しい条件ですが、自国の大会ではいつも素晴らしいパフォーマンスで好成績を収めています。

 

過去3度出場したスケートアメリカでは、優勝2回、2位1回といずれも表彰台に上がっていますし、2016/2017世界選手権ボストン大会では銀メダルを獲得しています。このように自国開催の大会には滅法強い印象があるアシュリー・ワグナー選手。

 

スコア勝負でのファイナル進出は自己ベストからも厳しいので、ここは一発勝負をかけて優勝を狙ってくると思われます。最後まで何が起こるかわからないフィギュアスケート。自国の応援を背にアシュリー・ワグナー選手が、マジカルモーメントを引き起こすかもしれません!

 

強敵!宮原知子選手 ガブリエル・デールマン

ファイナル進出をかけるポリーナ・ツルスカヤ選手、アシュリー・ワグナー選手の前に立ちはだかるのが、宮原知子選手(NHK杯5位・7pt)、ガブリエル・デールマン選手(中国杯6位・5pt)です。残念ながら2人ともファイナル進出はないものの、実績、実力からも表彰台乗り、または優勝する力は十分に持っています。

 

ただどちらも今季は怪我明けのため、本来の調子にはまだ遠い状態です。宮原知子選手は左股関節の疲労骨折から約11ヶ月ぶりに実践に戻ったばかりですし、昨季世界選手権銅メダリストのガブリエル・デールマン選手もオフに手術するなど、初戦ではまだ調整の遅れが窺えます。

 

しかし宮原知子選手は、70%の出来と話していたNHK杯後も順調な調整ができているようで、今大会後には北米に残りプログラムのブラッシュアップを予定しています。もちろん目標はあくまでも全日本選手権ですが、本来の実力からいっても上位に入っても何ら不思議はありません。

 

希望としては宮原知子選手には優勝してもらい、日本選手、樋口新葉選手のファイナル進出への手助けをしてもらいたいたいですね。

 

ガブリエル・デールマン選手も同様です。現に中国杯では僅差ながらもショートでは1位と、決して調子が悪いわけではありません。調整不足というのは、たとえショートはこなせても、時間の延びるフリーでは露呈しやすいものです。

 

ともに初戦後の調整具合が鍵となるでしょうが、実力者の2人が余計なプレッシャーを感じずに伸び伸びと滑ることができたなら、ファイナル進出を狙うポリーナ・ツルスカヤ選手、アシュリー・ワグナー選手にとってはかなり手強い相手となるはずです。

 

坂本花織選手 アリョーナ・レオノワ カレン・チェン

ファイナル進出はありませんが、坂本花織選手(ロステレ5位・7pt)、アリョーナ・レオノワ選手(NHK杯6位・5pt)、カレン・チェン選手(スケカナ7位・4pt)にも注目です。

 

坂本花織選手は初戦後、国内戦で2試合に出場し実践で滑り込んでいます。自己ベスト更新を目標に、シニアデビューらしく思い切った演技ができるよう応援したいです!

 

NHK杯でノーミスガッツポーズで会心の演技を魅せてくれたアリョーナ・レオノワ選手。再びあの笑顔が見られでしょうか?ジャンプの回転不足ジャッジが厳しいとされていたカナダ大会で、アシュリー・ワグナー選手同様に刺さりまくっていたカレン・チェン選手。

大会直前に変更したプログラムの影響もあったと思われ、ジャンプを含めどのように修正してくるか、新全米女王の実力が試されます。

 

ファイナル切符は誰の手に?

ファイナル進出最後の1枠をかけて、最後の戦いが始まります!樋口新葉選手にとっては、厳しい条件となるファイナル進出。しかしそれは、ポリーナ・ツルスカヤ選手、アシュリー・ワグナー選手にとっても同じはずです。

今季の男子を見てもわかるように、全くもってフィギュアスケートは最後の最後まで何が起こるかわかりません!
残されたファイナルへの切符を誰が手にするのか?出場選手を応援しながら、ファイナルの行方を見守りたいです!

 

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