須本光希・島田高志郎│Jrグランプリ2017クロアチア・動画
ISU JGP Croatia Cup 2017
クロアチア大会
2017.09.27 – 30
JGP 2017クロアチア大会 FSライブ動画放送
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9/30 深夜0時〜3時35分
FS滑走順・予測時間
18番滑走 島田高志郎 2時51分
21番滑走 須本光希 3時14分
23番滑走 クラスノジョン アメリカ
JGP 2017クロアチア大会 島田高志郎 FS動画
FS 131.87 トータル 196.72 5位
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JGP 2017クロアチア大会 須本光希 FS動画
FS 143.36 トータル 207.54 4位
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JGP 2017クロアチア大会 クラスノジョン FS動画
FS 145.22 トータル 225.48 1位
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ジュニアグランプリ2017 ポイント 2017/10/1 現在
須本光希・島田高志郎│Jrグランプリ2017クロアチア・動画
JGP 2017クロアチア大会 SPライブ動画放送
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9/28 17時〜
SP滑走順
13番滑走 須本光希
16番滑走 島田高志郎
JGP 2017クロアチア大会 須本光希 SP動画
SP 73.18 3位
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JGP 2017クロアチア大会 島田高志郎 SP動画
SP 64.85 6位
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JGP 2017クロアチア大会 クラスノジョン SP動画
SP 80.26 1位
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激戦!JGPクロアチア大会 須本光希選手・島田高志郎選手出場
いよいよ後半戦!フィギュアスケート ジュニアグランプリ2017
8月から始まったフィギュアスケートジュニアグランプリシリーズ2017も、
第5戦目を迎え後半戦に突入します。
ここからいよいよファイナル進出選手が決定していきます。
第4戦までの日本男子シングル選手の獲得ポイントは次のようになっています。
前半戦獲得ポイント
名前 1戦目 2戦目 合計
須本光希 15
木科雄登 7 4 11
壺井達也 7
三宅星南 3
山隈太一郎 1
須本光希・島田高志郎│Jrグランプリ2017クロアチア・動画
第5戦 須本光希選手と島田高志郎選手出場
残念ながら2戦を終え、合計ポイントが11点の木科雄登選手はファイナル進出を逃してしまいました。
三宅星南選手も1戦目終了後に、右足の骨折が判明し2戦目を欠場しています。
なかなか表彰台が見えてこない中、第3戦目ラトビア大会で須本光希選手が見事優勝。
12月に名古屋でシニアと同時開催されるグランプリファイナル大会に向け、日本人選手の進出が可能になりました。
そしてシリーズ後半の第5戦クロアチア大会に、ファイナル進出をかけて須本光希選手と今季初戦となる島田高志郎選手が出場します。
激戦のクロアチア大会
ジュニアグランプリシリーズ第5戦目の舞台となるのは、クロアチアの首都ザグレブです。
大会日程は、9月27日(水)から9月30日(土)となっています。
日本からは初戦1位でファイナル進出をかけた須本光希選手と、怪我からの復帰初戦となる島田高志郎選手が出場します。
しかしこのクロアチア大会、激戦が予想されています。
ではそのライバルとなる選手を紹介しましょう。
オーストラリア大会優勝 アレクセイ・クラスノジョン選手
まずは第1戦目オーストラリア大会優勝の、アレクセイ・クラスノジョン選手(アメリカ)。
日本でもアレクセイ・クラスノジョン選手の名前を知る方は多いですよね。
昨シーズン羽生結弦選手よりも先に、国際試合で4回転ループに挑戦した選手です。
残念ながら認定とはなりませんでしたが、その後も挑戦し続け現在ではしっかり認定されています。
オーストアリア大会でも、フリースケーティングの冒頭で4回転ループに挑んでいます。
惜しくも成功とはなりませんでしたが、今大会でもプログラムに組み込んでくることは間違いないでしょう。
なんと言っても有力な優勝候補のひとりです。
オーストラリア大会4位 ジョセフ・ファン選手
アレクセイ・クラスノジョン選手同様、オーストラリア大会に出場のジョセフ・ファン選手(カナダ)。
ショート2位と好スタートを切るも、フリーで失速4位となり表彰台を逃してしまいました。
プログラム冒頭の4回転トーループの転倒をはじめ、ジャンプに安定感を欠きました。
TESは伸びませんでしたが、滑りの良さでPCSは出でいます。
4回転ジャンプをしっかりと降り、他の3回転も安定してくれば飛躍的にスコアが伸びるタイプの選手ですが、表彰台圏内で緊張したのでしょうか?
とにかくもったいない試合となりました。
ラトビア大会2位 マカール・イグナトフ選手
第3戦ラトビア大会で須本光希選手の2位となり、銀メダルを獲得したマカール・イグナトフ選手(ロシア)も強敵です。
ショートプログラムでは2位発進でしたので、4位スタートとなった須本光希選手より上位につける実力は充分にあります。
フリースケーティングでは、2本の3回転アクセルに加えて4回転トーループも入れてきています。
しかし、プログラムの後半では明らかにスタミナ不足の様子。
大きく崩れることなく滑りきりましたが、TESが伸びなかったのはGOE加点が付かなかったからでしょう。
GOEが付くジャンプは本当に難しいのだと痛感します。
質の高いジャンプで優勝 須本光希選手
須本光希選手の初戦となったラトビア大会。
ショート4位からの見事な逆転優勝でした。
冒頭の3回転アクセル+2回転トーループの連続ジャンプを決め、再び3回転アクセル、今度は単独ジャンプでしたか着氷が乱れながらもぐっと堪えました。
フィギュアスケートは決してジャンプだけではありませんが、それでも現在ではジュニアクラスでトップに立つには4回転ジャンプが必要となっています。
現時点で須本光希選手はまだ4回転ジャンプをプログラムに組み込んではいませんが、それでも2本の3回転アクセルで見事優勝を果たしています。
2位になったマカール・イグナトフ選手、表彰台を逃し4位となったロマン・サヴォシン選手(ロシア)も、続々と4回転ジャンプを跳んでいました。
(ロマン・サヴォシン選手は3回転アクセルなしの4回転3つ構成の高難度プログラム)
2つの3回転アクセルで優勝できたのは、ジャンプの質の高さとジャンプ以外のスケーティング技術がしっかりしているからです。
今後4回転を跳ぶ選手たちがジャンプを安定させてきたら、現状のままではいかないでしょうが、それでもジャンプは基礎点だけの勝負ではないということを見せつけてくれた優勝でした。
ファイナル進出をかけて!
ラトビア大会では後半に進むにつれ、どんどん安定感が増していきました。
「レ・ミゼラブル」の曲に乗り、流れるような滑りがとても優雅です。
ラストの合唱部分では、曲が盛り上がっていくにつれ、演技に引き込む力がありました。
流れるようなイーグルは美しく、昨シーズンよりも洗礼されたスケーティングとなっています。
キスアンドクライでは、大西勝敬コーチが「すごい!」と驚きながら手を叩いて喜んでいました。
それを実に嬉しそうに見つめる須本光希選手。
そっと涙を拭う大西勝敬コーチの姿に、須本光希選手との強い信頼関係が垣間見えました。
大西勝敬コーチと言えば、引退した町田樹さんのコーチとしても知られていましたね。
表彰台の1番高いところに立ち、日の丸を見つめながら胸に手を当てて君が代を斉唱していた須本光希選手は、その時何を思っていたのでしょう?
ファイナル進出をかけて臨むラトビア大会。
まずはショート、フリーともに3回転アクセルの成功がひとつの鍵となるでしょう。
大きなプレッシャーに負けずに、念願のファイナル進出を叶えてほしいです。
コーチは人気プロスケーター 島田高志郎選手
今春からスイスに練習拠点を移した島田高志郎選手が、いよいよジュニアグランプリシリーズに登場してきます。
そしてコーチは、プロスケーター・振付師として日本でも大人気の、ステファン・ランビエールさんです。
4月下旬にエキシプログラムの振付けでスイスに行ったと思われていましたが、練習拠点を変更していたようです。
ステファン・ランビエールさんのもとには、デニス・ヴァシリエフス選手(ラトビア)が師事していますが、ここに島田高志郎選手も加わったわけです。
デニス・ヴァシリエフス選手は、ステファン・ランビエールさんから指導を受け始めた当初は、コーチの名で知名度が上がった選手、という位置付けをする人も少なくありませんでした。
しかしその後はメキメキを頭角を現し、現在では若手注目選手のひとりとして今後の活躍を期待されるまでに成長しています。
デニス・ヴァシリエフス選手の華麗なスケーティングやスピンには、ステファン・ランビエールコーチの技術がしっかりと受け継がれていることが見て取れます。
島田高志郎選手の存在は、デニス・ヴァシリエフス選手にとっても良い刺激となっている様子です。
長い手足のスタイルの良さと豊かな表現力で、ノービス時代から注目されていた島田高志郎選手が、ステファン・ランビエールコーチによって今後どんなスケーターに変貌して行くのか本当に楽しみです。
怪我明け初戦のクロアチア大会
新しいサポート環境で今後の活躍が期待されていた島田高志郎選手でしたが、7月下旬に左内転筋を断裂していると日本スケート連盟が明かしています。
昨シーズン全日本ジュニア選手権で2位となった島田高志郎選手が、夏の全日本ジュニア強化合宿の公開練習に参加できなかったことから怪我の経緯が説明されました。
左内転筋断裂は、左太ももの内側が筋肉の損傷である重い肉離れ状態ということで、今年に入ってからすでに痛みがあった言われています。
痛みを感じていながらも、ずっと我慢していて悪化したのでしょうか?
アスリートに怪我は付きもの、と言うもののやはり非常に心配です。
とりわけ現在では、ジュニアクラスの選手であっても4回転を跳ぶ時代です。
練習も工夫されてきてはいますが、怪我をしないまでも体への負担や影響は気になるところです。
実はステファン・ランビエールコーチも、現役時代に島田高志郎選手同じ怪我をしており、この怪我が原因で一度引退表明をしています。
治療を続け見事に現役復帰を果たしましたが、やはり怪我は現役引退を脅かす恐ろしい存在です。
その時にステファン・ランビエールコーチが治療したカナダの病院で、島田高志郎選手も懸命に治療とリハビリを行い、クロアチア大会出場にまでこぎつけました。
新しい環境で伸び盛りの島田高志郎選手が吸収したものを、どんな形として魅せてくれるのかを楽しみにしたいです。
4回転ジャンプを装備しているライバルたちは強敵ですが、ファイナル進出をかけた須本光希選手、怪我明けの復帰戦初戦となる島田高志郎選手をともに応援しましょう!