羽生結弦グランプリ2017NHK杯【山本草太の出場は?】

羽生結弦グランプリ2017NHK杯【山本草太の出場は?】

フィギュアスケートグランプリシリーズNHK杯。
ここ何年かはシリーズ最終の第6戦に組まれていたNHK杯ですが、
今回は第4戦目での開催となりました。

ファイナルも日本開催ですので、それと何か関係があるのでしょうか?
そんなことは置いておいて、NHK杯には日本のエース羽生結弦選手が登場します。

羽生結弦グランプリ2017NHK杯【山本草太の出場は?】

羽生結弦選手と聞いただけですでにチケット入手が困難になることは必至でしょうが、
オリンピックイヤーの大切なグランプリシリーズ、必要以上に力が入ります。
日本からは羽生結弦選手の他に、村上大介選手が参戦します。

村上大介選手は昨シーズン、怪我による故障で休養を余儀なくされました。
グランプリシリーズは日本開催のNHK杯1戦のみ参戦となりますが、
この試合は村上大介選手にとっては大きな意味ある試合になると思っています。

それはこの後のオリンピック選考を兼ねた全日本選手権までに、
自分のレベルを計ることができる大切な大会でもあるからです。

村上大介選手が休養を余儀なくされていた1年、男子シングルの世界はさらにレベルアップしました。

若手の台頭などによって、更に高い難度でのミスの許されない演技が必要となったのです。
1年実践から離れていたわけですから、技術はもちろんのこと、
試合勘がどのくらい戻っているかなどうやるべきことはたくさんあるはずです。

とにかく怪我明けのシーズン、大変なことがたくさんあるでしょうが、
オリンピック出場目指して頑張りぬいてほしいです。

羽生結弦選手はここ数年、初戦をスケートカナダに選んできました。
これは彼の練習根拠地としているトロントからの移動等を考えてのこともあるでしょうが、
カナダにはあのパトリック・チャン選手がいます。

羽生結弦グランプリ2017NHK杯【山本草太の出場は?】

シリーズの初戦はまるで恒例行事のように、いつもパトリック・チャン選手と戦ってきたのです。
しかし今シーズンはNHK杯の日程がいつもと違うからなのか、
初戦がロシアのロステレコム杯となっています。

ファイナルまでこの2人の対決を観ることはできないのか、と諦めかけていたものの、何と
今年はパトリック・チャン選手が日本に来てくれることとなりました。

これでファイナルまで待つことなく2人の対決が観れるわけです。

しかもいつもとは反対の羽生結弦選手のホームである日本で。

パトリック・チャン選手の素晴らしさは言うまでもなく、そのスケーティング技術の高さです。
これは全てのスケーター、そしてコーチ陣も認める素晴らしさです。

そしてリオ五輪後の1年の休養を経て、現在は新たな4回転サルコウジャンプをプログラムに組み入れ、
2種類の4回転ジャンプでトップクラスで戦い続けています。

1年の休養、そして新しい4回転ジャンプ、これは本当に凄いことです。

パトリック・チャン選手は、羽生結弦選手が10代の頃からライバルとして追いかけてきた存在です。
ジャンプミスさえなければ、まだまだスコアも伸びること間違いなしですから、どんな試合であっても最有力選手のひとりです。

しかしNHK杯は、この2人だけの戦いではありません。
他にも有力選手は多数参戦してきます。

中でも3人の選手を送り込んできたアメリカは強敵です。
昨年は足の怪我で思うような成績を上げることができなかったジェイソン・ブラウン選手。

彼は真4回転時代において、異質の選手でもあります。
昨シーズンは特に足の怪我もあり、ショートでは4回転ジャンプを封印、
フリーでも1回、もしくは4回転ジャンプ無しのプログラム構成で戦ってきました。

それでいて四大陸選手権6位、世界選手権7位という成績を残したのです。

これはもちろんジェイソン・ブラウン選手のジャンプ以外のスケーティングスキルや表現力が素晴らしいことの証でもありますが、
やはり4回転ジャンプ無しでのこの順位は驚くべきことです。

これには羽生結弦選手も(4回転無しのジェイソン・ブラウン選手のこの成績について)「これは凄いこと」として
「来シーズンの戦略として考えなければいけない」という趣旨のことをコメントしていました。

羽生結弦選手にここまで言わせたジェイソン・ブラウン選手、やはり有力選手のひとりです。

羽生結弦グランプリ2017NHK杯【山本草太の出場は?】

アメリカから他にもアダム・リッポン選手が出場。

昨シーズンは残念ながら1月に負った足の骨折で、シーズン後半は休養しなければなりませんでしたが、
何と言っても昨季のファイナル出場者のひとりですからはやり有力候補のひとりです。

そしてもうひとりアメリカから参戦のジョシュア・ファリス選手。

ジョシュア・ファリス選手は、夏のオフシーズンにジャンプの練習中に激しく転倒し脳震盪を起こしたのをきっかけに、その後3週間の間に相次いで3度の脳震盪を起こし、後遺症に悩まされ1度は競技からの引退を表明した選手です。

そのジョシュア・フィリス選手が再びリンクに戻ってきてくれるとは!しかも日本で!

彼が滑る姿を観ることができるだけでも、NHK杯万歳!な気持ちです。

女子の強さから比べると若干淋しさを感じるロシアの男子からは、ドミトリー・アリエフ選手と、ベテランのセルゲイ・ヴォロノフ選手が出場します。

今季からシニア参戦のドミトリー・アリエフ選手は、昨シーズンのジュニアグランプリファイナルの銀メダリストです。

アリエフ選手は今後のフィギュアスケート ロシア男子のエースとなるべきジュニアでも存在感のある選手でした。要注意です。

一方のセルゲイ・ヴォロノフ選手は4回転ジャンプを武器に、現在も進化し続けている選手です。

他にも世界大会常連の選手たちがたくさんNHK杯にやって来ます。
チェコのミハル・ブレジナ選手も、ダイナミックな4回転ジャンプが魅力の選手です。

イスラエルのアレクセイ・ビチェンコ選手もベテラン選手のひとりですが、毎年確実に実力をつけてきています。
世界選手権では10位に入り、イスラエル男子シングルの出場2枠を獲得した実力者でもあります。

山本草太 2015年 ジュニアグランプリ ポーランド大会 動画

羽生結弦グランプリ2017NHK杯【山本草太の出場は?】

日本からもまだ未定ではありますが、もうひとり出場が決まっています。
大方の予想では日野龍樹選手か山本草太選手ではないかと思われます。

昨シーズン同大会に出場してから、演技に一皮向けた感のある日野龍樹選手は羽生結弦選手の同期生としても知られています。

一方の山本草太選手はジュニアトップクラスの選手でしたが、ジュニア最後の世界選手権の直前に足を骨折、シニアクラスへ移行予定だった昨シーズンも疲労骨折により休養を余儀なくされてしまいました。

オリンピック出場のかかったシーズンに怪我明けでシニア初参戦となりますが、その実力は確かです。
宇野昌磨選手の次にくる期待の選手でしたが怪我に鳴きました、
もしかすると、このグランプリシリーズNHK杯で復活して
全日本選手権で33位に入るという、奇跡が起こる予感が〜

名古屋での人気は凄い選手です。
このブログでも怪我で大会には出場していませんが、山本草太選手の検索は常にあります。

ですが、まずは怪我せずに無事にスタートラインに立てるよう祈っています。

今季はオリンピックシーズンという、いつもとは違った雰囲気でのグランプリファイナルになると思います。
そして現世界王者の羽生結弦選手を中心とした優勝争いが予想されます。

羽生結弦選手の一番の敵は体調だと思っています。

もちろん自身の持つ世界最高得点や、追われる者にしかわからないプレッシャーもあるでしょうが、
体調が万全であれば誰にも負けることはないと信じています。

とにかく1試合、1試合を大切にグランプリシリーズ、ファイナル、全日本選手権、
そして平昌オリンピックまで、ステイヘルシーで駆け抜けてほしいと願っています。

 

山本草太 ユースオリンピック 金メダル 動画

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