「3回転アクセルで金メダル! 紀平梨花選手 ジュニアグランプリファイナル」

 

フィギュアスケートジュニア世界一決定戦!

8月下旬、初戦オーストラリア大会で幕を開けた「ジュニアグランプリシリーズ2017」。最終戦のイタリア大会より約2ヶ月を経て、ついに「ジュニアグランプリファイナル2017」が日本・名古屋市で開催されます。

 

ISU Grand Prix Final

フィギュアスケート

Jrグランプリ・ファイナル名古屋

12月7日(木)〜12月10日(日)
愛知県名古屋市 日本ガイシホール
シニアグランプリファイナルと同時開催

 

「ジュニアグランプリファイナル」は、ジュニアクラスの世界一を決する、いわばトップスケーターへの登竜門です。現在、世界のトップで活躍している羽生結弦選手、宇野昌麿選手も、この大会に参戦しトップスケーターへの道を駆け上がっていきました。

 

全7戦からなるシリーズを勝ち抜き、ファイナルに進出できるのはわずか6名。
女子シングル、日本からは紀平梨花選手が出場します。

 

Jrグランプリ・ファイナル 女子シングル出場選手6名

JGP順位 獲得ポイント

  • アレクサンドラ・トゥルソワ  1位・1位 30pt
  • ソフィア・サモドゥロワ  1位・1位 30pt
  • アレーナ・コストルナイア 手 1位・2位 28pt
  • ダリア・パネンコワ  1位・2位 28pt
  • アナスタシア・タラカノワ  1位・3位 26pt
  • 紀平梨花  2位・3位 24pt

ファイナル6人中5人がロシア

全7戦のジュニアグランプリシリーズですが、終わってみればロシアの7連勝!とにもかくにもロシアの強さが際立った大会となりました。

 

ファイナル進出の6人中5人がロシア勢で、そのうちの4人がエテリ・トゥトベリーゼコーチの生徒たちです。
あまりの強さゆえか、ユーロスポーツの解説からは「エテリコーチのところは、工場のように同じスタイルの選手を定期的に作り出している」などと若干批判めいた意見も聞かれました。

 

このユロスポの意見に賛同するかは別としても、これだけの結果を残しているのですから、それがちゃんと機能していることだけは間違いなさそうです。

 

熾烈なロシア国内競争

しかしこれだけの実力者が揃っているということは、それだけ国内での争いも熾烈だということです。ファイナル出場を決めた5人のロシア選手たちの順位を見てみると、全て1戦目で優勝していることがわかります。

 

つまり1戦目で勝利しなければ、2戦目は与えられなかったというわけです。2戦目で優勝できる可能性や、昨季の実績などは考慮されません。とにかく1戦目を優勝することが次の試合への必須条件であり、2位や3位ではダメだったのです。

 

ロシア以外の国ではちょっと考えられないような過酷な状況ですが、そこを勝ち抜いた強さがあのミスの無い演技に繋がっているのかもしれません。今季のナショナルでオリンピック候補のシニア選手たちが、一体何人のジュニア勢にまくられるか?という見解もあるようなので、今後もこの流れはまだまだ続くことが予想されます。



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日本のエース!紀平梨花選手

ラトビア大会2位、イタリア大会3位で辛くもファイナル進出を決めた紀平梨花選手。ロシアン決戦のファイナル大会となるところを何とか阻止してくれました。

 

紀平梨花選手のシリーズ2戦を振り返る

1戦目のラトビア大会ではショートで6位と大きく出遅れ、フリーで1位と巻き返すもトップに届かず総合2位。やはりミスをしないロシアン相手に、ショートで10点以上開けられては逆転するのは難しいです。

 

反対にショートでの貯金は大きいものだと、つくづく痛感されられました。ファイナル進出をかけた2戦目イタリア大会では、ショート2位、フリー3位の総合3位。ショートでは上位5人がミスの無い演技で60点台とフリーでの出来で勝敗が決まる緊張感のある試合となりました。

 

残念ながらフリーではミスが続き優勝は逃しましたが、それでも何とかファイナル進出は死守!試合後の「ファイナルが決まってホッとした」という言葉から、やはり自国開催となる名古屋ファイナルに大きなプレッシャーを感じていたことが窺えました。

 

しかし紀平梨花選手は、今後ジュニアを経てシニアの世界でも日本のエースになるべく存在の選手です。この経験を糧にプレッシャーを力に変えられる、そんな選手になってもらえるよう今後に期待したいです!

 

紀平梨花選手は国内3連勝で好調キープ

ジュニアグランプリシリーズ後の紀平梨花選手は、国内戦3連勝と好調をキープしています。まずは西日本選手権。フリーで3回転アクセル+3回転トーループ、単独の3回転アクセルと2本の3回転アクセルを決め優勝。

 

続く全兵庫選手権では、翌週の全日本ジュニア選手権に向けた調整として単独の3回転アクセル1本に留めました。この時点で全日本ジュニアでは「3回転アクセルは1本でいく」と宣言。

3回転アクセルで大逆転!全日本ジュニア初優勝!

しかしその全日本ジュニアではショート6位と予想外の出遅れ、トップとは約7.5点差となりました。逆転をかけたフリーで挑んだ大技は、3回転アクセル+3回転トーループ+2回転トーループ(タノ)、3回転アクセル!(3回転アクセル1本宣言は撤回?)

 

フリー135.57点と総合193.46点はもちろんパーソナルベスト!そして昨季11位と惨敗した全日本ジュニア初優勝、世界ジュニア選手権代表内定、全日本選手権出場を手にしました!試合後「逆転には3回転アクセルを入れないと。挑戦して成功して嬉しい」と声を弾ませていました。



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シニア選手よりも高い技術点

注目すべきは翌日に行われた、シニアのグランプリシリーズアメリカ大会出場選手よりも、フリーの技術点が高かったことです。しかしこの自己ベスト更新の演技、実はノーミスではありませんでした。

 

ジャンプがひとつダブルになったため、同じジャンプを跳び過ぎているのです。しかもジュニアにはコレオシークエンスの点数がまるまるありません。にもかかわらず、シニア以上の技術点を叩き出したのですから、紀平梨花選手がどれだけずば抜けているのかがわかります。

 

3回転アクセルは諸刃の剣?

紀平梨花選手は3回転アクセルの3連続ジャンプなど、どうしてもジャンプに目が行きますが、シリーズ2戦を見てもPCS各項目で高い評価を得ています。ラトビア大会でもショートではただ一人、ステップでレベル4を獲得するなど、昨年に比べ確実に表現技術に磨きがかかっているのです。

 

シリーズでは、3回転アクセルはフリーで単独1本のみの構成でした。この構成で紀平梨花選手選手よりも高い基礎点を持つのは、4回転サルコウのアレクサンドラ・トゥルソワ選手だけです。

 

つまりシリーズを圧巻したロシア選手たちとは技術点、演技構成点において全く遜色ないというわけです。
にもかかわらず、なぜロシアに後塵を拝しているのか?それはミスの数です。

 

先にも触れたように、熾烈な国内競争を勝ち抜いてきたロシアの選手は本当にミスが少ないです。3回転アクセルという特別なジャンプを跳べることは強みではありますが、ミスをしない選手たちの中にあっては諸刃の剣にもなりかねません。

 

ファイナルで勝利しメダルを獲得するためには、まずはミスをしないこと。それが勝敗を分ける鍵となるでしょう。

 

昨年4位だった紀平梨花選手以外、ロシア選手は全てファイナル初出場です。日本中の応援が集まる名古屋ファイナルで、紀平梨花選手が表彰台の真ん中に立てるよう精一杯声援を送りましょう!



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