本田真凜│グランプリシリーズ、デビューのカナダ大会を終えて

本田真凜選手のグランプリシリーズデビューは脅威の追い上げで5位!

本田真凜選手が出場したグランプリシリーズ・カナダ大会が終了しました。ショートプログラムで10位に沈んだものの、フリーでは怒涛の5人抜きで3位!総合5位まで巻き返すという、まさにジェットコースターのようなグランプリシリーズデビュー戦でした。

 

ショートプログラムは12人中10位

ショートプログラムは本人の強い意志で急遽変更を決めた「ザ・ギビング」。冒頭の3回転の連続ジャンプでは、転倒に加えアンダーローテーションの判定もつきました。そして2回転アクセルが1回転アクセルになるという、ショートプログラムの規定では0点になるという痛いミス。さらにスピンでも、ミスをした時に一段階低い基礎点となる「V」表記までつき、キスアンドクライでは顔色を失いしばし立ち上がれないほどでした。

 

「ショートでミスしたのが久しぶりだった」

本人が語ったように、久しぶりのショートでのミスに焦ってしまい落ち着いて切り替えができなかった様子です。現地入りしてから、臀部に痛みを抱えていたとの情報もあり、体調面や緊張など様々な要因が重なりミスへと繋がったのでしょう。その中でもやはりシーズン直前のプログラム変更が、ショートの連続ミスに大きく影響したのではないかとされています。



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ミスの原因

この新しいプログラムの振付を終えたのは、グランプリシリーズ初戦の約1ヶ月前でした。その後、エキシビションアイスショーで初披露するも、競技として臨んだのは今大会が初めてでした。しかもプログラム構成を上げるためのブラッシュアップを行ったのが大会直前。明らかに滑り込む時間が足りていないことがわかります。

そういった準備不足からも、ミスした時のリカバリー力が足りなかったのでしょう。練習不足による不安から、自分でも知らずうちに大きなプレッシャーを抱えていたではないでしょうか。

 

フリーでは5人抜きで3位!

しかし翌日のフリーでは、「今日は守る必要がないと考え、落ち着いて切り替えた」と見事に立て直してきました。
後半のジャンプで2つの回転不足を取られましたが、(というか女子選手は恐ろしいほどの回転不足の山でした)ほぼノーミスの演技でまとめました。

さすがオフシーズンのアイスショーで滑り込んでいたプログラムです。前日のショートに比べ、フリーのプログラムは俄然ジャンプが跳びやすいように見えました。その分、気持ち的にも余裕ができ、振付全体にも神経が行き届いたのでしょう。

前日取りこぼしたスピンも全てレベル4を獲得し、フリーでは3位!ショート10位から総合5位まで順位を上げました。
試合後「自分の力は出し切れた」と話したように、演技後は何度も何度も拳を握りガッツポーズで喜びを噛みしめていました。

コーチからの厳しい言葉

グランプリシリーズデビュー初戦、ショートのミスを挽回し10位から5位まで追い上げたものの、指導する濱田美栄コーチからはかなり辛口なコメントが・・・。一部抜粋します。
「むちゃくちゃ怒りました。いつも言っていることですが、なかなか懲りないので」
「アスリートとしては粘着質なところがなさ過ぎて、落ち込んでいるように見えても、次の日になったら忘れるタイプ」
「練習に合格点を付けられないので、まずはちゃんと練習してやることを覚えてほしい」
臀部の痛みに関しても「心の影響だと思う。みんな言わないけれど(故障)を持っている」
などなど、厳しい言葉が並びました。



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ショートの結果を予測していた?

ショート終了後、濱田美栄コーチは「きちっとした練習ができていない。すごく甘いから私は(結果)にびっくりしていない」とコメントしています。この言葉からも濱田美栄コーチが、ショートの準備不足を懸念したことが窺えます。

通常であれば選手たちは、シーズン終了後すぐに新しいプログラム作りに取りかかり、オフシーズンに練習を積み重ね、秋から始まるシーズン本番へ向け準備をします。しかし本田真凜選手はグランプリシリーズの直前にプログラムを変更し、さらに大会数日前にジャンプの難度を上げるなどのプログラム構成にも手を入れています。

そんな状態で、初参戦となるシニアグランプリシリーズを勝てるほど甘い世界ではないことを、濱田美栄コーチは承知していたはずです。しかし本田真凜選手の意志を尊重し、プログラム変更に踏み切ったのは、本人の練習に対する意識の変化を期待したからではないでしょうか。

が、濱田美栄コーチが思うような意識改革は、残念ながら本田真凜選手には見られなかった。これら濱田美栄コーチからの厳しい叱咤激励を、本田真凜選手がどのように受け止めたか、今後の試合を見守っていきたいです。

 

厳しいファイナル進出

グランプリファイナル進出のボーダーラインは、2季連続で24ポイントです。今大会5位の本田真凜選手が獲得したのは7ポイント。次戦の中国大会で優勝できたとしても22ポイントですから、ファイナル進出は極めて難しい状況です。
しかしファイナル開催まで何が起こるか分かりません。

何かしらの理由で棄権する選手が出てくる可能性もゼロではないので、ここはひとつでも順位を上げておきたいところです。

 

中国大会出場 三原舞依選手、樋口新葉選手

中国大会には本田真凜選手のほか、日本から三原舞依選手、樋口新葉選手が出場します。2月に開催される平昌五輪代表候補が、この中国大会で激突するわけです。グランプリシリーズ初戦となる三原舞依選手、ロシア大会3位の樋口新葉選手ともに、ファイナル進出をかけて表彰台を狙ってきます。

 

 

強豪ロシアからも、昨季の世界ジュニアチャンピオンのアリーナ・ザギトワ選手、ロシア大会4位のエレーナ・ラジオノワ選手、元世界チャンピオンのエリザベート・トゥクタミシェワ選手。昨季世界選手権銅メダル、カナダのガブリエル・デールマン選手。地元中国からもジジュン・リー選手、韓国のチェ・ダビン選手など、有力選手が多数エントリーしています。

カナダ大会に引き続き中国大会出場の本田真凜選手は、カナダから直接中国入りするようです。連戦は体力的にも精神的にも大変でしょうが、カナダ大会での経験を活かし表彰台に上がってほしいです。

 

 



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