本田真凛

本田真凛選手は平昌オリンピックに出場することができるのか(2017年12月8日 加筆)

「ノーミスバトル再来?女子平昌五輪代表は誰の手に」

平昌五輪代表・女子2枠争い

フィギュアスケート代表選考がかかる全日本選手権が、刻一刻と迫ってきています。
日本女子の代表枠は2つ、平昌五輪に出場できるのは2人だけです。ソチ五輪代表3選手はすでに全員引退しているので、代表候補の中でオリンピックを経験した選手は1人もいません。

 

ですから今回のオリンピックは、どの選手が出場権を獲得しても初出場となります。
果たして平昌五輪行きの切符を手にするのは誰になるのでしょう?

代表選考基準とは?

まずは代表選考基準についてご説明しましょう。

<女子シングル・2枠>

1枠目
全日本選手権大会優勝者

2枠目
①全日本選手権大会2位、3位の選手
②グランプリファイナル出場者上位2名
③世界ランク・シーズンランク・(ISU公認)シーズンベストスコアのそれぞれ日本人上位3名(全日本選手権大会終了時点)
以上を総合的に判断して決定されます。

 

シニアデビュー選手にもチャンスを!

注目は「③世界ランク・シーズンランク・(ISU公認)シーズンベストスコア」です。今回の選考から「世界ランク・シーズンベストスコア」に加え、新たに「シーズンランク」なるものが考慮されることとなりました。

 

世界ランクは過去3シーズン分の成績で算出されるため、これまではシニアデビューしたばかりの選手が上位に入るのは難しかったんです。でも「シーズンランク」が加わったことで、シニアデビューしたばかりの選手にも、代表に選ばれるチャンスが広がったというわけです。

 

日本スケート連盟からは「若い選手がシニアに移行しているので、シーズンランクも入れようということになった」とのことでしたが、果たしてこの新しい選考基準によって平昌五輪出場の切符を手にする若手選手は出るのでしょうか?

代表選考の対象選手

代表候補選手は、宮原知子選手、三原舞依選手、樋口新葉選手、本郷理華選手に加え、今季シニアデビューの、本田真凜選手、坂本花織選手、白岩優奈選手の7人です。まずは代表2枠目の選考基準を参照にしてみましょう。

 

①全日本選手権 2位、3位の選手

 

②グランプリファイナル出場者 樋口新葉、宮原知子

 

③世界ランク(ファイナル前) 1.宮原知子 2.本郷理華 3.三原舞依
(ファイナル後) 1.宮原知子選手 2.本郷理華 3.樋口新葉

★シーズンランク(ファイナル前) 1.坂本花織 2.樋口新葉 3.三原舞依
(ファイナル後) 1.樋口新葉選手 2.坂本花織 3.宮原知子

※グランプリファイナルの結果によって順位は変わります

 

★シーズンベスト(ファイナル前) 1.樋口新葉 2.宮原知子 3.坂本花織

以上、名前が上がっている選手が代表選考の対象となります。

 

上記で選考対象となっているのは、宮原知子樋口新葉本郷理華坂本花織の4人です。

グランプリファイナル前後で、三原舞依選手の名前が対象外となってしまいました。本田真凜選手、白岩優奈選手の2人も残念ながら選考対象に入っていません。ただし、これはあくまでも②と③の選考基準のみのデータです。

 

最終選考となる全日本選手権で優勝すれば、文句なしで代表が確定しますし、2位または3位に入ればその時点で選考の対象となります。

代表候補選手のグランプリシリーズベストスコアと自己ベスト

GPS   PB
宮原知子 214.03 218.33
樋口新葉 212.52 217.63
三原舞依 206.07 218.27
本郷理華 187.83 199.15
本田真凜 198.32 201.61
坂本花織 210.59 210.59
白岩優奈 193.18 193.18

 

7人中、今シーズン4人が200点台、うち3人が210点超えしています。
(自己ベストでは5人が200点台、4人が210点超え)
こうなると2枠しかない代表権の争いは、210点ラインが予想されます。

 

代表選手を予想

今のところ代表選考レースは、グランプリファナイル出場組の宮原知子選手と樋口新葉選手が一歩リードした形となっています。

 

さらにファイナルで好成績を収めることができれは、代表の座にぐっと近づきます。
ということで、全日本選手権を前に平昌五輪代表を予想してみました。

 

大本命!宮原知子選手

やはり日本のエース「帰ってきたミスパーフェクト」宮原知子選手です。怪我明けの状態が懸念されていましたが、復帰2戦目にして高スコアを叩きだし、日本女子で唯一のグランプリシリーズ優勝を果たしています。

 

しかし、シーズン当初の最大目標はあくまでも代表選考をかねた全日本選手権だったはずです。濱田美栄コーチも「ピークは全日本」と一貫してコメントしてきたように、急遽繰り上がり出場となったグランプリファイナルの影響がどう出るか、そのあたりの仕上がりもポイントとなってきそうです。

 

今季絶好調!樋口新葉選手

今季これまでの成績、状態からいくと宮原知子選手に続くのは樋口新葉選手でしょう。
とにかく今季は安定した成績で初のファイナル進出も手にしています。シニア2年目で目下絶好調!が、若干の不安はピークがシーズンの前半に来過ぎているのではないか?という点です。

 

若い選手なんだからピークだなんだと言わずに、全てにガンガン行くべきだとは思いますが、果たしてこのまま突っ走ることができるのか!?(突っ走ってほしい!)

 

三原舞依選手の逆襲!

グランプリファイナル出場組で実に順当な予想をしてはみたのものの、果たしてそんなに簡単に決まるのか?それも疑問です。そこで登場するのが、フランス杯後は国内でじっくり調整を続けている三原舞依選手です!

 

グランプリシリーズでは思うようにスコアが伸びず苦戦を強いられていました。この問題については、CBC放送のブラウニング氏が「エレメンツの間にほんの少しだが両足でしゃかしゃかと滑っている動きがありこれがジュニアっぽい」と指摘しています。

 

しかし「それが無くなればプログラムが大きくまとまり素晴らしい演技になるだろう」とも。三原舞依選手の実力はこんなものじゃないはずです!全日本での演技に期待しています!

 

厳しい勝負の世界

ということで結局は2人に絞りきれず、宮原知子選手、樋口新葉選手、三原舞依選手3人を代表候補としました。宮原知子選手の代表は当確として、あとの1枠を樋口新葉選手、三原舞依選で争うといったところでしょうか。

 

この3選手には、ルッツ中心の5種7トリプルのジャンプ構成でほとんどミス無く、且つエレメンツにも弱点が少ないという共通の強みがあります。「3枠あれば・・・」、タラレバを言っても仕方ないのですが、これだけ有力選手が揃っているのに2人しかオリンピックに行けないとは、勝負の世界は本当に厳しいものです。

台風の目となるか?本田真凜選手、坂本花織選手

ダークホースとして、本田真凜選手と坂本花織選手の若い2人もあげておきましょう。坂本花織選手、アメリカ大会で一気にスコアを上げてきました!この勢いで全日本の台風の目となのでしょうか?

 

本田真凜選手が代表候補上位3選手に勝つためには、まず技術点で確実に勝っておかなければなりません。しかし、先にも述べたように3選手共にそこが強いためかなり困難となってきます。

 

が、若手選手の爆発力と勢いというものは、これまでの自分の殻をいとも簡単に撃破してしまう潜在能力を秘めています。今季、大波乱のフィギュアスケート界、最後の最後の最後まで何が起こるかは全く予測できません!

 

そして、もう一つ大事なことがあります。代表になって平昌オリンピックでメダルを獲得することができる選手。を選んで欲しいということです。

 

期待するのは、本田真凜選手の想定外のありえない爆発です。

 

トリプルアクセルを全日本選手権で跳んじゃって成功させるという奇跡。それだけのことがないとロシアのメドベージェワやザギトワには勝てません。宮原知子選手のパーフェクトな演技だけでは金メダルは獲れないのでは。

 

異次元の演技ができないと、メダルは難しいのです。それだけロシアの選手とカナダの選手は強い。

 

代表選手予想の結果(想定どおり)

1位 宮原知子

2位 樋口新葉

3位 三原舞依(2位・3位は入れ替わりあり)

台風の目 本田真凜選手と坂本花織選手

 

代表選手予想の結果(平昌オリンピックメダル狙い)

1位 本田真凜(想定外の爆発期待)

2位 宮原知子(おさえ)

としてみましたが皆さんの予想はいかがですか?
とにかく2枠しかない女子の戦いは大激戦!
トリノ五輪代表選考の時のように、ノーミスバトルの全日本になる可能性も大きいです。

泣いても笑ってもオリンピックにいけるのは2人だけ。
熾烈な代表争いが繰り広げられる全日本選手権から目が離せません!

本田真凛選手は平昌オリンピックに出場することができるのか(2017年11月12日 加筆)

本田真凜選手のグランプリシリーズ2017が終了しました。

結果は?

シニア初戦となったカナダ杯では5位の7点

第2戦の中国杯でも5位の7点で

合計 14点を獲得しました。

 

グランプリファイナル出場を確実にするには

26点は必要です。

24点の場合は、同点で出場できない場合もあります。

樋口新葉選手は24点なので、他の選手の成績待ちになります。

 

本田真凜選手はグランプリファイナル出場はできません。

平昌オリンピック出場枠の2枠の内、

1枠は全日本選手権の優勝

1枠は全日本選手権やグランプリシリーズの成績等

考慮して選考されます。

 

樋口新葉選手のグランプリファイナル出場が確定したら

平昌オリンピック出場へ 他の選手よりも

随分、リードした感じです。

 

まだ、宮原知子選手がグランプリシリーズへ出場していない。

2017/2018シーズンへの出場も、ケガをしてから一度も出場していないので宮原知子選手の成績が気になるところです。

 

グランプリシリーズの宮原知子選手の成績がどうなるのか?

 

本田真凜選手の平昌オリンピックへの出場を確実にするには

もはや、全日本選手権での優勝

 

または、全日本選手権で2位以上でアピールをして

グランプリシリーズファイナルで樋口新葉選手が

素晴らしい成績を収めて、さらに全日本選手権で優勝した場合。

さらに宮原知子選手のでき次第ですね。

 

中国杯で日本女子が直接対戦して

2位 樋口新葉 212.52

4位 三原舞依 206.07

3位 本田真凜 198.32

樋口新葉選手が抜き出ました。

 

200点超えが出来なかった本田真凜選手は、印象的にかなり出遅れた感じです。(11/6時点)

 

グランプリシリーズNHK杯が終了しました。

平昌オリンピック出場枠2枠に一番近いのはグランプリシリーズファイナルへの出場がほぼ確実の樋口新葉選手です。

ファイナルへ出場して結果を残せばオリンピック代表に一番、近づくでしょう。

樋口新葉選手は全日本選手権で2位以上で確定でしょう。

 

宮原知子選手、坂本花織選手、三原舞依選手はグランプリシリーズでフランス杯、アメリカ杯と、もう一戦残っているので、3位以上で独走する樋口新葉選手の次にオリンピック代表に近づくでしょう。

本郷理華選手、本田真凜選手、白岩優奈選手は全日本選手権で優勝するしかオリンピック代表の道はないですね。(11/12時点)

 

宮原知子 19歳 ▲

浅田真央 26歳 引退

本田真凛 15歳 ▲

三原舞依 17歳 ◯

本郷理華 20歳 ▲

坂本花織 16歳 ◯

樋口新葉 16歳 ◎

白岩優奈 15歳 ▲

 

 

本田真凛選手は平昌オリンピックに出場することができるのか(2017年4月8日)

本田真凛選手は2017/2018シーズンでシニア参戦

世界ジュニアフィギュアスケート選手権2017で

準優勝した本田真凛選手。

ピョンチャンオリンピック又は平昌オリンピックとなる

2017/2018来シーズンは

いよいよシニアへ参戦することになります。

本田真凛選手はピョンチャンオリンピック又は平昌オリンピックの

代表になることができるのか?を

考えてみたいと思います。

現在、シニアの女子は残念なことにオリンピックで

表彰台を狙うには手薄、ロシアやカナダ、アメリカに勝てるの?

誰もが思っていることではないでしょうか。

ピョンチャンオリンピックに表彰台を狙える選手はいるのか?

ピョンチャンオリンピック又は平昌オリンピックで

金メダルを目指すために復帰した、

日本女子フィギュアスケート界の第一人者

浅田真央選手は膝のけがの影響で

現在は本来の滑りをすることができません。

さらに、現在、世界で戦うことでできている

宮原知子選手もけがで戦線離脱、

世界フィギュアスケート選手権も欠場することになりました。

今シーズン2016/2017からシニアへ参戦した

三原舞衣選手は安定した演技をしているものの、

経験不足が心配です。

今シーズンの世界フィギュアスケート選手権は

ピョンチャンオリンピック又は平昌オリンピックの

出場枠を争う戦いででした。

まず、そこで何枠獲れるのか、

大事な世界フィギュアスケート選手権でしたが

宮原知子選手欠場の懸念どおり

3枠獲れなかったので

代表争いはかなり厳しいものになります。

本田真凛選手と同世代の若い選手たちには、

成長力、未知なる可能性もあります。

ただ、フィギュアスケートは

勢いだけで通用するスポーツではないと思うのです。

技術に加え、芸術性、そして、

オリンピックで日本を代表して戦うんだという

プレッシャーに勝つだけの

メンタルも持ち合わせなければいけません。

無駄なことを考えずに自分の演技ができるのも、

若いうちだとは思いますが、

やはり若手選手には重荷になるのではないかと思います。

2018ピョンチャンオリンピックで表彰台を狙える選手は

日本にいるのでしょうか?

本田真凛選手には持って生まれた華がある

本田真凛選手には、

持って生まれた華があります。

リンクに立っただけで、華やかになり、

人の目を惹き付けます。

これはどんなに練習しても

身につけることができるものではありません。

本田真凛選手はそれを身につけているわけですから、

これは大きな武器になるのではないでしょうか。

フィギュアスケートシングルは

日本で人気のあるスポーツです。

トリノ、バンクーバー、ソチと

3大会連続でメダルを獲得しています。

日本男子は羽生結弦選手と宇野昌麿選手など、

世界トップレベルの選手がおり、

こちらも代表争いが熾烈になっています。

さらに、世界では4回転時代となり、

技術がどんどん進歩、

オリンピックシーズンにはどこまでやれば

メダルが獲れるのか分からない状態です。

日本代表女子には4回転ジャンプが・・・・チャンス

女子の場合は、劇的な技術の進歩はなく、

現世界女王でも3回転x3回転の

コンビネーションを跳ぶのが必須の程度。

浅田真央選手のこだわる

トリプルアクセルに挑戦してくる選手は

いないのではないかと思います。

演技後半でジャンプを跳べば

高得点につながる、作戦次第なのです。

そのため、その時にピーリングがあった選手が

優勝するのではないかと思っています。

フィギュスケート大国のロシアでは、

現世界女王メドベージェワ選手でさえ、

ジュニアのザキトワ選手などに追い抜かれる

可能性があるくらい下克上なのです。

日本においても、

シニアの選手がけがで戦線離脱している状況のため、

本田真凛選手が日本代表になる可能性は高いです。

オリンピックまでどう過ごすかが一番大事です。

本田真凛選手はジャンプの練習をするのが好きで、

4回転ジャンプも練習しているとのこと。

もしかすると、女子で4回転を初めて跳んだ

安藤美姫さんに次ぐ、

凄いことをやってのける選手だと思ってます。

オリンピック出場枠が2枠となり女子シングル代表レースは超壮絶

2018ピョンチャンオリンピック 女子シングル代表候補 8選手

宮原知子 19歳 218.33 ▲

浅田真央 26歳 216.69 ▲

本田真凛 15歳 201.61 ◎

三原舞依 17歳 200.85 ◯

本郷理華 20歳 199.15 △

坂本花織 16歳 195.54 ◎

樋口新葉 16歳 194.48 ◯

白岩優奈 15歳 186.80 ◯

 

◎ 絶好調

◯ 持病あるが好調

△ 本調子まで遠い

▲ ケガ・故障

 

宮原知子選手と浅田真央選手はケガ

本郷理華選手も体調は良くない。

樋口新葉選手も腰痛持ち。

絶好調なのは本田真凛選手と坂本花織選手。

 

 

安定感が抜群なのは

シニア参戦してくる坂本花織選手

ほとんど2016/2017シーズンはミスがなかった。

 

三原舞依選手も安定感は抜群で精神面で

世界フィギュアスケート選手権の

ショートプログラムでは緊張しすぎた。

 

慣れてくれば乗り越えられるでしょう。

 

本田真凛選手は波がある。

本人はピークを世界ジュニアにもっていき

その通り、ノーミスで演技した。

波を克服する大物ではある。

 

レジェンド浅田真央選手が

ケガを克服して

トリプルアクセルを跳べるのか?

 

宮原知子選手が完治して

グランプリシリーズに復活してくるのか?

 

オリンピック出場枠が2枠になり

現在は団子レースだが

ロシア勢、カナダ勢を倒すには

圧倒的に国内で力の差を見せつけることが

できなければ

本田真凛選手のオリンピック代表にも

暗雲がたちこめる。