グランプリシリーズ2017ロシア杯3度めの優勝へ【羽生結弦】

羽生結弦

羽生結弦のグランプリシリーズ2017初戦ロシア杯に世界が注目!

来年2月に開催される「平昌五輪2018」が迫る中、フィギュアスケート「グランプリシリーズ」がいよいよ開幕!

第1戦目早々、現世界王者の羽生結弦選手が登場します。
前人未到のグランプリファイナル5連覇に向け、どんなスタートとなるか世界が注目しています。

グランプリシリーズ2017ロシア杯3度めの優勝へ【羽生結弦】

過去2度のロシア杯

第1戦「ロステレコム杯」の舞台は、ロシアの首都モスクワ「メガスポルトアリーナ」です。

会場となるメガスポルトアリーナで、羽生結弦選手はこれまで2度のロシア杯を経験しています。

シニアデビューシーズンとなった初出場のグランプリプリシリーズと、翌年のグランプリシリーズ初優勝です。

そしてメガスポルトアリーナで忘れてはならないのが、2011年震災の年に日本からモスクワに代替開催となった世界選手権です。



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羽生結弦のシニアデビューシーズン初戦は?

2010/2011シーズン、羽生結弦選手はシニアに転向しました。

前年のジュニアグランプリ2戦優勝、ファイナル優勝、全日本ジュニア選手権優勝 世界ジュニア選手権優勝という、ジュニア完全優勝を引っ提げてのシニア参戦でした。

シニアデビュー戦となったグランプリシリーズNHK杯は4位、2戦目はロシア杯でした。

ここで羽生結弦選手は、ある選手と運命的な出会いをします。
カナダのパトリック・チャン選手です。

パトリック・チャンのスケーティングに衝撃

モスクワに来て最初の練習で、パトリック・チャン選手と初めて同じリンクで滑ることになった羽生結弦選手。

世界一と言われる滑りに魅入ってしまい、全く自分の練習が手につかなかったと当時を語っています。

結果は7位と惨敗するも「楽しい!本当にシニアに上がって良かった」と、世界の壁を目の当たりにして、ワクワクが止まらない様子でした。

「聞いたこともない音だった」と衝撃を受けたパトリック・チャン選手のエッジワークを研究し、試合後半の公式練習では「ちょっとだけ真似できるようになった」と自叙伝に記しています。

スケートへの情熱と、敗北から多くを学び取る姿勢は今も変わらぬままです。

パトリック・チャン選手の滑りを、目をキラキラさせながら見つめるその姿が目に浮かびます。

東日本大震で代替開催の世界選手権

その後の全日本選手権は4位、年明けて四大陸選手権ではシニア初の表彰台で銀メダルを獲得します。

しかし順風満帆に思えた羽生結弦選手のスケート人生を揺るがす大きな出来事が起ります。

2011年3月11日、東北地方を襲った東日本大震災です。
この年の世界選手権は、本来ならば3月21日から27日まで東京で

行われるはずでした。
しかし開催直前に発生した東日本大震災で中止となり、モスクワが代替開催地となったのです。

代替開催決定が3月24日、開催日が4月24日から5月1日と準備期間は1ヶ月間しかありませんでした。

メガスポルトアリーナの日の丸

この大会でロシアは被災地日本への連帯感を示すことを表明し、被災地復興を願う大会となりました。

開会式では、会場となったメガスポルトアリーナの白いリンクに大きな日の丸が映し出され、参加国の民族衣装を着たスケーターたちが黙祷を捧げます。

「日本に捧げる詩」と題したメッセージも日本に向け送られました。

閉会式のフィナーレでは、再びリンクに日の丸が映し出され、その中心にはエキシビションに参加した、安藤美樹さん、小塚崇彦さん、高橋大輔さん3人の日本選手を他国の選手たちが輪になって囲みながら回るという、日本を励ますパフォーマンスが披露されます。

こういったセレモニーの他にも、6時間ある時差を日本のゴールデンタイムに競技時間を合わせるなど、準備期間が1ヶ月にも関わらず日本に対して手厚い配慮をしてくれました。

そういった面からも素晴らしい大会となったモスクワ世界選手権でしたが、残念だったのはCSでは生中継されるも、地上波では録画放送だったことです。

日本に対する優しさにあふれた大会だっただけに、フィギュアスケートファンだけでなく、多くの人々に見てもらえなかったことが本当に残念です。



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ライバルの活躍

このモスクワ世界選手権は、震災後に羽生結弦選手が失いかけていたフィギュアスケートへの情熱を再び甦らせてくれたものでした。

それはジュニア時代からのライバル、ロシアのアルトゥール・ガチンスキー選手の活躍です。(現在は引退しています)
アルトゥール・ガチンスキー選手は、前年ジュニア世界選手権では優勝した羽生結弦選手の3位でした。

しかも羽生結弦選手と同じシーズンにシニア参戦。

ライバルが世界選手権の表彰台に立ち銅メダルを掲げる姿は、羽生結弦選手の折れそうになっていた闘争心と向上心に火をつけました。

そしてモスクワ選手権で戦う日本選手たちの姿を見て「すごく励まされた。すごく元気になった」と当時を振り返っています。

シニア2年目の大躍進

震災でのホームリンクが使用できない中、約60公演ものアイスショーに参加しながら練習し臨んだ2011/2012シーズン。

グランプリシリーズ初戦の中国杯で4位となり、ファイナル進出へあとがなくなります。

2戦目の舞台となったのは、昨季7位と惨敗を喫したロシア杯、モスクワ・メガスポルトアリーナでした。

羽生結弦選手にとっては、2度目となるロステレコム杯です。
ファイナルへ進出するためには優勝しかない。

そんな状況の中、ショート2位の羽生結弦選手は、首位のジェレミー・アボット選手を追い上げ、また3位のハビエル・フェルナンデス選手の追撃をかわし見事優勝。

グランプリシリーズ4戦目にしての、初の表彰台となる優勝でした。

そしてここメガスポルトアリーナで、自身初となるグランプリシリーズファイナル進出を掴み取ったのです。

羽生結弦選手とロシア

現在カナダ・トロントを練習拠点にしている羽生結弦選手ですが、実はロシアとも深い関わりがあります。

グランプリシリーズで初優勝したシーズン、フリーで滑っていた「ロミオとジュリエット」振付のブラッシュアップをロシアで行っているのです。

担当したのは、カルガリー五輪アイスダンス金メダリストの、ナタリア・ベステミアノワ、イゴール・ボブリン夫妻です。

今から6年ほど前のことですが、ご夫妻が日本でアイス・ショーを開催した時にも、羽生結弦選手しっかりお花を贈っていました。

忘れかけていた原点

先日、羽生結弦選手とピアニスト・松田華音さんとの対談がありました。

松田華音さんはわずか6歳でモスクワに留学し、現在、世界的に活躍されている若手ピアニストです。

その時、羽生結弦選手は「ロシアの振付師の方に教わった時のことが、松田華音さんの演奏にもすごく出ていて共感できた」と話しています。

目の前で松田華音さんの弾く今季のショートプログラム「ショパンのバラード1番」を聴き、強く感銘を受けた様子でした。

「自分のスケートの芸術性の原点は、ロシアのきめ細かい文化だと思っている。忘れかけていた原点を対談を通じて思い出すことができた」と語っています。

確かに羽生結弦選手のロシア女子選手たちからの人気の高さは尋常じゃないですし、敬愛してやまない皇帝エフゲニー・プルシェンコ氏もロシア人です。

何かロシア芸術の琴線に触れる部分があるのかもしれませんね。

ファイナル5連覇に向けた羽生結弦選手の初戦は、ロシア・ロステレコム杯。

10月20日(金)から10月22日(日) 首都モスクワで開催されます。
ネイサン・チェン選手も出場し、第1戦から激闘が予想されますが、とにかく怪我無く平昌五輪2018まで無事に駆け抜けてほしいです。

3度目となるメガスポルトアリーナ、2度目のロステレコム杯優勝を目指して、羽生結弦選手を全力応援です!



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