フィギュアスケート選手│女子日本2017/2018シーズン
2016/2017シーズンは日本女子フィギュアスケート界にとって、大きな変化を迎えるシーズンとなりました。
これまで日本のみならず世界をも牽引してきた浅田真央選手の引退、それに続くように村上佳奈子選手も引退を表明したのです。
これは単に世代交代の波が訪れた、ということでは片付けられない、本当に大きな出来事でした。

フィギュアスケート選手│女子日本2017/2018シーズン

そんな中、シニアに本格参戦した三原舞依選手、樋口新葉選手、若手の成長には目を見張るものがありました。

シーズン当初はシニア参戦が初々しいほどの2人でしたが、年明けのシーズン後半にはエースの宮原知子選手の怪我もあり、オリンピック出場枠をかけた重責を背負わなければならなくなったからです。

来シーズン、宮原選手の怪我が癒えればその実力は日本のエースに間違いありませんし、三原選手の安定した技術力、樋口選手の力強いスケートと表現力、そして怪我の影響などから思うようなシーズンを過ごすことができなかった本郷理華選手も、依然有力候補に違いありません。

そこに新しくシニア参戦する本田真凜選手、坂本香織選手など、日本女子の国内での争いも熾烈を極めそうです。

 

 

フィギュアスケート選手│女子日本 メドベドワは断トツ

他にも浅田真央さんと同世代で、3年間の出場停止処分を経て復帰を果たした、カロリーナ・コストナー選手もヨーロッパ選手権では3位に入り、ロシアの牙城を崩しました。

しかし来シーズンも女子シングルは、メドベデワ(メドベージェワ)選手を筆頭にロシア選手が中心となって行くことが予想されますが、個人的にはメドベデワ(メドベージェワ)選手以外の選手との差は感じていません。

メドベデワ(メドベージェワ)選手以外は、表彰台に上がる選手は大会ごとに変わると予想しています。
メドベデワ(メドベージェワ)選手の強さは、断トツ、とにかくミスをしないことです。

安定した技術力に加えて、強靭なメンタルの持ち主ですから、女王のミス待ちなんて全くもって期待できません。

他の選手がメドベデワ(メドベージェワ)選手同様にノーミスしても、勝つのはメドベデワ(メドベージェワ)選手です。

フィギュアスケート選手│女子日本 ーミスは絶対条件

女子は男子と違って、目覚しい技術の向上がないかわりに、常にノーミスの演技が求められます。
メダル確保には、女子はノーミスが絶対条件です。

メドベデワ(メドベージェワ)選手が体の成長などで、大幅な体形変化や怪我などない限りは、来シーズンも全ての試合、もちろんオリンピックも含めて優勝候補の大本命になるでしょう。

日本女子、宮原選手を筆頭に、三原舞依選手、樋口新葉選手、本郷理華選手、本田真凜選手、坂本香織選手も国内での熾烈な競争を勝ち抜かなければ、世界戦へは出場できません。

そして国内の厳しい戦いで培ったものは、必ず世界戦でも大きな武器になるはずです。
ロシアの絶対女王を脅かすことができるよう、日本女性の底力を信じて応援したいと思います。